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消費支出、23年平均は前年比2.6%減 物価高響き3年ぶりマイナス

配信日時:2024/02/06 09:20 配信元:REUTERS

Takaya Yamaguchi

[東京 6日 ロイター] - 総務省が6日発表した家計調査によると、2人以上世帯の実質消費支出は2023年平均で前年比2.6%減となった。年平均の消費支出がマイナスに転じたのは3年ぶり。物価高に伴う買い控えが影響したとみられる。

コロナが直撃した20年は前年比5.3%減と、比較可能な2001年以降で最大のマイナスとなっていた。消費を切り詰める動きが強まれば、政府が本腰を入れる企業の価格転嫁にも影響が出そうだ。

総務省によると、23年平均の消費支出額は1世帯当たり29万3997円だった。授業料や補習教育などの「教育」が9.8%のマイナスだったほか、「家具・家事用品」や「住居」などへの支出が減った。「食料」は4年連続の実質減少だった。

併せて発表した23年12月の消費支出は、2人以上世帯の実質ベースで前年同月比2.5%減と、10カ月連続のマイナスだった。ロイターの事前予測(2.1%減)を上回るマイナス幅となった。

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