５日の米株式市場、米金利上昇でＮＹダウ２７４ドル安

　５日の米株式市場で、ＮＹダウは前週末比２７４．３０ドル安の３万８３８０．１２ドルと３日ぶりに反落した。米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長が４日夜、テレビ番組でのインタビューで、インフレ率が２％目標に向けて持続的に低下しているとの確信をもう少し得たいと言及。利下げに対し慎重な姿勢を示した。１月の米ＩＳＭ非製造業景況感指数が市場予想を上回り、仕入れ価格指数が大幅に上昇したことも、インフレ基調の根強さを意識させて早期利下げ観測が後退。米長期金利が上昇し、株式相場の重荷となった。 　マクドナルド＜MCD＞やボーイング＜BA＞、ユナイテッドヘルスグループ＜UNH＞が軟調。スリーエム＜MMM＞やゴールドマン・サックス・グループ＜GS＞が安く、スナップ＜SNAP＞とアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド＜ADM＞が下値を探る展開となった。半面、キャタピラー＜CAT＞がしっかり。キャタレント＜CTLT＞とエスティローダー＜EL＞は大幅高となった。 　ナスダック総合株価指数は３１．２７７ポイント安の１万５５９７．６７７と３日ぶりに反落した。マイクロソフト＜MSFT＞やアマゾン・ドット・コム＜AMZN＞、テスラ＜TSLA＞が売られ、メタ・プラットフォームズ＜META＞とアドバンスト・マイクロ・デバイシズ＜AMD＞が冴えない展開。Zスケーラー＜ZS＞が急落した。一方、アップル＜AAPL＞やアルファベット＜GOOG＞が上昇し、エヌビディア＜NVDA＞が急伸。アペリス・ファーマシューティカルズ＜APLS＞が水準を大きく切り上げ、４Ｄモレキュラー・セラピューティクス＜FDMT＞が急騰した。 出所：MINKABU PRESS

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