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東京株式(大引け)=196円高、米株高と円安進行受け上値指向継続

配信日時:2024/02/05 15:49 配信元:MINKABU
 5日の東京株式市場はリスク選好の地合いで日経平均は3万6000円台前半で頑強な値動き。ただ短期的な過熱感から途中は値を消す場面もみられた。  大引けの日経平均株価は前営業日比196円14銭高の3万6354円16銭と続伸。プライム市場の売買高概算は18億6986万株、売買代金概算は4兆8295億円。値上がり銘柄数は1106、対して値下がり銘柄数は499、変わらずは53銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが優勢。日経平均は一時300円近い上昇をみせる場面もあった。前週末の米国株市場では、注目された1月の米雇用統計がコンセンサスを上回る非常に強い内容であったことから、FRBの早期利下げに対する期待感が後退し、NYダウは朝方売り優勢でスタートした。ところがその後は一貫して上値を指向、結局連日の最高値更新となった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇が目立っており、折からの円安進行と相まって、東京市場でもハイテク株に有利な流れとなった。日経平均は目先高値警戒感も拭えず、途中は利益確定売りで上げ幅を大きく縮小したものの、その後は再び買い直された。個別株は本格化する企業の決算発表に翻弄される動きもみられた。  個別では、断トツの商いをこなしたレーザーテック<6920.T>が高く、ソフトバンクグループ<9984.T>、キーエンス<6861.T>、富士通<6702.T>なども買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>などメガバンクが活況高となり、三菱重工業<7011.T>も高い。アイティメディア<2148.T>が続急騰で値上がり率トップとなったほか、東京エネシス<1945.T>、セイコーエプソン<6724.T>なども商いを伴い値を飛ばした。東京エレクトロン デバイス<2760.T>なども物色人気。  半面、川崎汽船<9107.T>、日本郵船<9101.T>などが軟調、アドバンテスト<6857.T>、SCREENホールディングス<7735.T>も利食われた。オリエンタルランド<4661.T>も軟調だった。アイ・アールジャパンホールディングス<6035.T>が急落、イリソ電子工業<6908.T>、クオールホールディングス<3034.T>も大幅安。新日本科学<2395.T>が大きく下落したほか、住友化学<4005.T>の下げも目立った。 出所:MINKABU PRESS

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