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ビーアンドピー Research Memo(6):「3つの拡大」を継続、2024年10月期も過去最高の売上高更新へ
配信日時:2024/02/01 14:06
配信元:FISCO
*14:06JST ビーアンドピー Research Memo(6):「3つの拡大」を継続、2024年10月期も過去最高の売上高更新へ
■今後の見通し
1. 2024年10月期の見通し
ビーアンドピー<7804>の2024年10月期の業績は、売上高3,400百万円(前期比7.1%増)、営業利益492百万円(同9.0%増)、経常利益492百万円(同8.7%増)、当期純利益331百万円(同10.4%増)と増収増益を見込んでいる。事業環境としては、消費活動の拡大やインバウンド需要の増大が見込まれ、過去最高の売上高更新を予想している。一方で資材コストの上昇など懸念はあるものの、適正な価格転嫁も進んでおり、営業利益率は14.5%と前期比0.3ポイント増を計画している。
2. 2024年10月期の主な取り組み
「リアルとデジタルの領域から販促・マーケティングをワンストップでサポートする」ことを目指して、「シェア拡大」「機能拡大」「領域拡大」の3つの重点戦略を実行し、会社計画の達成を目指す。
シェア拡大については、主力の大阪、東京において営業人員を増強して営業エリアを拡大し、新規顧客獲得活動を強化する。名古屋・福岡・京都においては顧客基盤を固めて利益貢献を目指す。また、重要課題として2025年の大阪・関西万博の販促広告需要の獲得を目指す。
機能拡大については、デジタルサイネージ事業をデジタルクリエイト事業に名称変更した。従来のデジタルサイネージのハード機器販売、動画配信システム「BPクラウド」の提供に加えて、前期よりサービスを開始した「Promotion AR」を使った付加価値サービスの提案を行うとともに、顧客の販促活動をDXするためのデモ用動画やARの作成をラインアップに追加した。
領域拡大については、オーダーグッズ制作事業において前期に実績を積み上げたノベルティグッズや販促品の制作ノウハウを生かして1P(知的財産)コンテンツへの本格展開を目指す。また、展開にあたっては、専任営業者に加えて全国の拠点の営業担当が、専任営業者の経験やノウハウを共有して新規事業商材の提案と拡販を進める。
ウェブプロモーション事業については、前期に自社ECサイトの運営を試行しながらマーケティングのノウハウを蓄積してきた。2024年10月期より事業の方向性を変えて、Web集客活動に経営資源が集中する。同社が強みとする対面営業につなげるためのWEBランディングページの作成などによりリピート受注を最大化するほか、新規顧客獲得活動のサポートに注力する方針である。
SDGsに関する取り組みとしては、顧客の関心が高い、環境に配慮した素材を使ったエコ商材の販売体制を強化する。具体的には、オーガニックバナナの茎から繊維を取り出し、古紙やパルプを混ぜて作られたフェアトレード認証の「バナナペーパー」、リサイクル可能な紙100%からできており、原材料であるパルプも間伐材のみを使用している「Re-board」、石灰岩が主原料となりポスターなどの広告物として使用でき、高効率でアップサイクルできる「LIMEXペーパー」などがある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
<SO>
1. 2024年10月期の見通し
ビーアンドピー<7804>の2024年10月期の業績は、売上高3,400百万円(前期比7.1%増)、営業利益492百万円(同9.0%増)、経常利益492百万円(同8.7%増)、当期純利益331百万円(同10.4%増)と増収増益を見込んでいる。事業環境としては、消費活動の拡大やインバウンド需要の増大が見込まれ、過去最高の売上高更新を予想している。一方で資材コストの上昇など懸念はあるものの、適正な価格転嫁も進んでおり、営業利益率は14.5%と前期比0.3ポイント増を計画している。
2. 2024年10月期の主な取り組み
「リアルとデジタルの領域から販促・マーケティングをワンストップでサポートする」ことを目指して、「シェア拡大」「機能拡大」「領域拡大」の3つの重点戦略を実行し、会社計画の達成を目指す。
シェア拡大については、主力の大阪、東京において営業人員を増強して営業エリアを拡大し、新規顧客獲得活動を強化する。名古屋・福岡・京都においては顧客基盤を固めて利益貢献を目指す。また、重要課題として2025年の大阪・関西万博の販促広告需要の獲得を目指す。
機能拡大については、デジタルサイネージ事業をデジタルクリエイト事業に名称変更した。従来のデジタルサイネージのハード機器販売、動画配信システム「BPクラウド」の提供に加えて、前期よりサービスを開始した「Promotion AR」を使った付加価値サービスの提案を行うとともに、顧客の販促活動をDXするためのデモ用動画やARの作成をラインアップに追加した。
領域拡大については、オーダーグッズ制作事業において前期に実績を積み上げたノベルティグッズや販促品の制作ノウハウを生かして1P(知的財産)コンテンツへの本格展開を目指す。また、展開にあたっては、専任営業者に加えて全国の拠点の営業担当が、専任営業者の経験やノウハウを共有して新規事業商材の提案と拡販を進める。
ウェブプロモーション事業については、前期に自社ECサイトの運営を試行しながらマーケティングのノウハウを蓄積してきた。2024年10月期より事業の方向性を変えて、Web集客活動に経営資源が集中する。同社が強みとする対面営業につなげるためのWEBランディングページの作成などによりリピート受注を最大化するほか、新規顧客獲得活動のサポートに注力する方針である。
SDGsに関する取り組みとしては、顧客の関心が高い、環境に配慮した素材を使ったエコ商材の販売体制を強化する。具体的には、オーガニックバナナの茎から繊維を取り出し、古紙やパルプを混ぜて作られたフェアトレード認証の「バナナペーパー」、リサイクル可能な紙100%からできており、原材料であるパルプも間伐材のみを使用している「Re-board」、石灰岩が主原料となりポスターなどの広告物として使用でき、高効率でアップサイクルできる「LIMEXペーパー」などがある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
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