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午後:債券サマリー 先物は反落、日銀「主な意見」受けた売り一巡後FOMCに関心シフト

配信日時:2024/01/31 15:20 配信元:MINKABU
 31日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落した。日銀がこの日公表した1月の金融政策決定会合の「主な意見」について、市場はタカ派的な内容と受け止め、金融政策の正常化観測が広がった。一方、日本時間1日未明に予定されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を見極めたいとの姿勢も強く、次第に膠着感が強まった。  1月22~23日開催分の金融政策決定会合における主な意見では、政策運営に関して「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満されつつあると考えられる」などの意見があり、日銀が政策の正常化を前向きに検討しているとの見方が広がった。先物は朝方に145円96銭まで下落する場面があった。  半面、月末となり持ち高調整目的の買いが円債相場を下支えし、先物は朝安後、下げ幅を縮小した。引けにかけて日経平均株価の上げ幅は200円を超えるなど投資家のリスク選好姿勢が示されたものの、午後の円債相場は動意薄の展開となった。  先物3月限は前営業日比19銭安の146円25銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.025%高い0.730%で推移。0.750%をつける場面があったが、その後上昇が一服した。 出所:MINKABU PRESS

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