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午前:債券サマリー 先物は反落、日銀「主な意見」が売りを促進

配信日時:2024/01/31 11:12 配信元:MINKABU
 31日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反落した。日銀がこの日公表した1月の金融政策決定会合の「主な意見」の内容を受け、早期の政策正常化観測が広がり、債券売りを促した。  1月22~23日開催分の金融政策決定会合における主な意見によると、政策運営に関し、「マイナス金利解除を含めた政策修正の要件は満されつつあると考えられる」といった意見や、「現在は千載一遇の状況にあり、現行の政策を継続した場合、海外を中心とする次の回復局面まで副作用が継続する点も考慮に入れた政策判断が必要である」などの意見があったことが明らかになった。日銀はマイナス金利政策の解除に前向きだとの受け止めが広がった。  前日の米国市場で長期債相場が上昇(金利が下落)したことは円債相場には追い風だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え様子見ムードが広がるなか、29日に米財務省が1~3月期の借入額見通しを下方修正したことに伴う債券需給に対する楽観的な見方が30日も続き、米債相場をサポートした。  先物3月限は前営業日比29銭安の146円15銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.035%高い0.740%で推移。一時0.750%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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