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午後:債券サマリー 先物は反発、2年債入札は無難に通過

配信日時:2024/01/30 15:34 配信元:MINKABU
 30日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。前日の米債券高(金利は低下)が追い風となったほか、財務省が実施した2年債入札を無難に通過したことが買い安心感につながった。  米財務省が29日に1~3月期の借り入れ額が昨年10月時点の推計よりも少なくなるとの予想を示したことで債券需給の悪化懸念が和らぎ、同日の米長期金利が低下した流れが東京市場に波及した。朝方の買いが一巡したあとは上値が重くなる場面もあったが、この日の時間外取引で米長期金利が一段と水準を切り下げたことが国内債を下支え。午後に入って2年債入札の結果が明らかになると、小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)が1銭4厘と前回(23年12月26日)の2銭1厘から縮小し、応札倍率が3.74倍と前回の3.34倍を上回ったことを好感した買いが流入した。ただ、30~31日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めるまでは積極的には動きにくく、寄り付き直後につけた146円46銭を上回ることはできなかった。  先物3月限の終値は、前日比17銭高の146円44銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.015%低下の0.705%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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