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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.720%に上昇

配信日時:2024/01/29 15:53 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。日銀による政策正常化観測の後退を背景とした買いは朝方で一巡し、その後は新規の手掛かり材料に乏しいなか軟化した。  総務省が26日に発表した1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を下回ったことを受け、同日に国内債が買われた地合いを引き継ぐかたちでスタートした。ただ、今週は30~31日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)をはじめ重要イベントが相次ぐことから追随買いは広がらず、先物は寄り付き直後に146円48銭をつけたあとは軟化。26日に発表された23年12月の米個人消費支出(PCE)で米景気の底堅さが示され、同日の米長期債相場が小幅ながら反落(金利は上昇)したことも重荷となり、前引け間際には146円20銭まで下押す場面があった。この日に日銀が実施した国債買いオペの結果は概ね無難と受け止める向きが多かったものの、全般的に模様眺めムードが強く午後の戻りは鈍かった。  先物3月限の終値は、前週末比7銭安の146円27銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前週末比0.015%上昇の0.720%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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