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午前:債券サマリー 先物は反発、欧米金利の低下や低調な東京都区部CPIが材料

配信日時:2024/01/26 11:33 配信元:MINKABU
 26日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発。前日の欧米市場で長期金利が低下したことや、総務省が朝方発表した東京都区部CPIが低調だったことが買い手掛かりとなった。  25日の欧州市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見でラガルド総裁が「ほぼ全ての基調的なインフレ指標は12月に一段と低下した」などと述べたことからドイツなどの欧州債に買いが流入。また、23年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値とともに発表された物価指標がインフレ沈静化の継続を示したと受け止められ、米長期金利が低下したことも国内債の追い風となった。加えて、1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)で、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が前年同月に比べて1.6%の上昇と伸びが3カ月連続で縮小し、日銀による早期の金融政策正常化観測がやや後退したこともあり、債券先物は寄り付き直後に146円42銭まで上伸する場面があった。  午前11時の先物3月限の終値は、前日比33銭高の146円30銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.030%低下の0.715%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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