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米外為市場サマリー:米経済指標を受け147円台で売り買い交錯

配信日時:2024/01/26 08:00 配信元:MINKABU
 25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円66銭前後と前日に比べて15銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=160円15銭前後と同40銭強のユーロ安・円高だった。  この日に発表された23年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比の年率換算で3.3%増となり、7~9月期(4.9%増)から減速したものの、市場予想(2.0%増)を上回った。これを受けてドル円相場は一時147円90銭台に上伸したが、食品とエネルギーを除く個人消費支出(PCE)コア物価指数の上昇率が前期比年率2.0%と7~9月期と同水準だったことから、市場参加者の間でインフレが沈静化に向けて進んでいるとの見方が広がるとともにドルは軟化。前週分の米新規失業保険申請が4週ぶりに増加したことや、23年12月の米耐久財受注が市場予想を下回ったこともあり、147円00銭台まで下押す場面があった。とはいえ、欧州中央銀行(ECB)理事会後の記者会見でラガルド総裁が「ユーロ圏経済は23年第4四半期に停滞した可能性が高い」「ほぼ全ての基調的なインフレ指標は12月に一段と低下した」などと述べたことからユーロ売り・ドル買いが入りやすく、これが対円でのドル買いに波及するかたちで持ち直した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0846ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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