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午後:債券サマリー 先物は続落、40年債入札結果は弱め

配信日時:2024/01/25 16:12 配信元:MINKABU
 25日の債券市場で、先物中心限月3月限は続落。前日に大幅安となった地合いを引き継ぐかたちで始まり、午後は財務省が実施した40年債入札の弱めの結果が嫌気された。  日銀の植田和男総裁が23日まで開いた金融政策決定会合後の記者会見で、基調的な物価上昇率が2%目標に向けて徐々に高まっていく確度は「少しずつ高まっている」との認識を示したことが尾を引き、日銀が早期に金融政策の正常化に踏み切る可能性が引き続き意識されている様子。また、24日に発表された1月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値が市場予想を上回ったことを受け、同日の米長期金利が上昇したことも国内債の重荷となった。午後に入って40年債入札の応札倍率が2.15倍(前回は2.21倍)にとどまったことが明らかになると、債券先物は需給の緩みを警戒して下げ幅を拡大。売り一巡後は下げ渋る場面もみられたが、日経平均株価が切り返したことなどを背景に先物は再び軟化し、午後2時20分ごろには145円87銭まで下押す場面があった。  先物3月限の終値は、前日比19銭安の145円97銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは一時0.750%と約1カ月半ぶりの高水準をつける場面があり、午後3時時点では前日比0.040%上昇の0.745%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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