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独総合PMI、1月は予想下回る47.1に低下 サービス縮小加速

配信日時:2024/01/24 18:25 配信元:REUTERS

[ベルリン 24日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた1月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.1と、前月の47.4から低下した。

市場予想の47.8を下回った。製造業とサービス業の双方が縮小した。PMIは50が好不況の分かれ目となる。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「今年のドイツ経済は低調なスタートを切った」と指摘した。

サービス部門PMIは5カ月ぶり低水準の47.6。前月の49.3、市場予想の49.5を下回った。

同氏は「サービス業は4カ月連続で縮小しただけでなく、縮小ペースが加速している」と述べた。

製造業PMIは前月の43.3から45.4に上昇。市場予想の43.7を上回ったが、依然50を割り込んでいる。

広範な分野で需要が低迷したが、労働市場への影響は限定的だった。

同氏によると、納期を示すサブ指数が大幅に低下しており、紅海の迂回が製造業のサプライチェーンに影響を及ぼしていることが浮き彫りになった。

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