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東京株式(大引け)=291円安、金利上昇を嫌気しリスクオフの地合いに

配信日時:2024/01/24 15:49 配信元:MINKABU
 24日の東京株式市場はリスク回避の売り圧力に押され、日経平均株価は続落となった。ただ、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的だった。  大引けの日経平均株価は前営業日比291円09銭安の3万6226円48銭と続落。プライム市場の売買高概算は15億6297万株、売買代金概算は4兆3242億円。値上がり銘柄数は469、対して値下がり銘柄数は1148、変わらずは41銘柄だった。  きょうの東京市場は目先高値警戒感からの利益確定売りが終始優勢だった。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が高安まちまちとなり、方向感が見えにくいなか取引が始まったが、国内長期金利が上昇傾向をみせ、外国為替市場でもドル売り・円買いの動きが顕在化して円高方向に振れたことが株式市場に逆風となった。日銀の金融政策正常化に向けた動きが意識され、市場センチメントを冷やす格好に。業種別では銀行株が買われ不動産株が売られる展開。金利上昇局面でも半導体関連は頑強な値動きを維持するものが多かった。値下がり銘柄数はプライム上場銘柄の約7割を占めた。また、商いは盛り上がっており、全体売買代金は4兆3000億円台と活況だった。  個別では、レーザーテック<6920.T>がやや安いほか、川崎汽船<9107.T>も軟調。ファーストリテイリング<9983.T>が値を下げた。ソニーグループ<6758.T>が冴えず、任天堂<7974.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>も売りに押された。不二製油グループ本社<2607.T>が急落、住友林業<1911.T>も大幅安。ゼンショーホールディングス<7550.T>、三井不動産<8801.T>などの下げも目立った。  半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクが物色人気、東京エレクトロン<8035.T>が堅調、ソシオネクスト<6526.T>も上値指向を継続した。SCREENホールディングス<7735.T>が値を上げ、アドバンテスト<6857.T>も買いが優勢だった。Genky DrugStores<9267.T>が急伸をみせ、円谷フィールズホールディングス<2767.T>は値上がり率トップに買われた。ユーザーローカル<3984.T>も大幅高。 出所:MINKABU PRESS

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