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コニシ Research Memo(3):2024年3月期第2四半期の売上高・営業利益は過去最高
配信日時:2024/01/24 15:43
配信元:FISCO
*15:43JST コニシ Research Memo(3):2024年3月期第2四半期の売上高・営業利益は過去最高
■業績動向
1. 2024年3月期第2四半期の業績動向
(1) 損益状況
コニシ<4956>の2024年3月期第2四半期の業績は、売上高65,317百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益4,939百万円(同71.1%増)、経常利益5,208百万円(同61.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,396百万円(同51.7%減)となった。親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅減益となったのは、前年同期に固定資産売却益7,184百万円を特別利益として計上したことによる。売上高・利益とも大幅増となり、第2四半期としては過去最高を更新した。
セグメント別では、主力のボンドは数量は伸び悩んだが、価格効果により増収・大幅増益となった。化成品は自動車向けを中心に売上高は堅調であったが、在庫の評価替えを行ったことなどからセグメント利益は減益となった。工事事業は、補修・改修・補強工事が順調であったことに加え、グループ各社が好調であったことから増収・増益となった。
営業利益の増減要因を見ると、マイナス要因としては、ボンドの販売数量減で845百万円減、原材料コストの増加で677百万円減(主にボンド)があり、プラス要因としては、製造経費の減少(主にボンド)で6百万円増、販管費の減少で30百万円増(ボンド21百万円増、化成品10百万円減、工事事業70百万円減、その他85百万円増、調整額4百万円増)、売上総利益増で578百万円増(化成品40百万円減、工事事業618百万円増)、ボンド事業での販売価格改善により2,960百万円増があった。結果として営業利益は前年同期比2,053百万円増加した。
(2) 財務状況
2024年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は94,867百万円(前期末比433百万円増)となった。主に現金及び預金の減少940百万円、受取手形及び売掛金(契約資産、電子記録債権含む)の増加1,803百万円、たな卸資産の減少224百万円による。固定資産は41,366百万円(同2,926百万円増)となったが、主に設備投資による有形固定資産の増加1,576百万円、システム開発による無形固定資産の増加375百万円、有価証券の値上がり等による投資その他の資産の増加974百万円による。その結果、資産合計は136,234百万円(同3,359百万円増)となった。
負債合計は、55,645百万円(同4,253百万円増)となったが、主に支払手形及び買掛金(電子記録債務含む)の増加4,252百万円、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金の増加115百万円、長期借入金の減少20百万円、退職給付に係る負債の増加38百万円等による。また、純資産合計は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加2,617百万円、有価証券評価差額金の増加972百万円、自己株式の増加4,956百万円等から80,589百万円(同893百万円減)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HH>
1. 2024年3月期第2四半期の業績動向
(1) 損益状況
コニシ<4956>の2024年3月期第2四半期の業績は、売上高65,317百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益4,939百万円(同71.1%増)、経常利益5,208百万円(同61.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,396百万円(同51.7%減)となった。親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅減益となったのは、前年同期に固定資産売却益7,184百万円を特別利益として計上したことによる。売上高・利益とも大幅増となり、第2四半期としては過去最高を更新した。
セグメント別では、主力のボンドは数量は伸び悩んだが、価格効果により増収・大幅増益となった。化成品は自動車向けを中心に売上高は堅調であったが、在庫の評価替えを行ったことなどからセグメント利益は減益となった。工事事業は、補修・改修・補強工事が順調であったことに加え、グループ各社が好調であったことから増収・増益となった。
営業利益の増減要因を見ると、マイナス要因としては、ボンドの販売数量減で845百万円減、原材料コストの増加で677百万円減(主にボンド)があり、プラス要因としては、製造経費の減少(主にボンド)で6百万円増、販管費の減少で30百万円増(ボンド21百万円増、化成品10百万円減、工事事業70百万円減、その他85百万円増、調整額4百万円増)、売上総利益増で578百万円増(化成品40百万円減、工事事業618百万円増)、ボンド事業での販売価格改善により2,960百万円増があった。結果として営業利益は前年同期比2,053百万円増加した。
(2) 財務状況
2024年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は94,867百万円(前期末比433百万円増)となった。主に現金及び預金の減少940百万円、受取手形及び売掛金(契約資産、電子記録債権含む)の増加1,803百万円、たな卸資産の減少224百万円による。固定資産は41,366百万円(同2,926百万円増)となったが、主に設備投資による有形固定資産の増加1,576百万円、システム開発による無形固定資産の増加375百万円、有価証券の値上がり等による投資その他の資産の増加974百万円による。その結果、資産合計は136,234百万円(同3,359百万円増)となった。
負債合計は、55,645百万円(同4,253百万円増)となったが、主に支払手形及び買掛金(電子記録債務含む)の増加4,252百万円、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金の増加115百万円、長期借入金の減少20百万円、退職給付に係る負債の増加38百万円等による。また、純資産合計は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加2,617百万円、有価証券評価差額金の増加972百万円、自己株式の増加4,956百万円等から80,589百万円(同893百万円減)となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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