寄り付き概況

日経平均は101円安でスタート、野村マイクロや積水ハウスなどが下落

配信日時:2024/01/24 09:36 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;36415.66;-101.91TOPIX;2534.74;-7.33


[寄り付き概況]

 24日の日経平均は101.91円安の36415.66円と続落して取引を開始した。前日23日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は96.36ドル安の37905.45ドル、ナスダックは65.66ポイント高の15425.94で取引を終了した。寄り付きはまちまち。冴えない決算を発表した3Mが大幅安となりダウを押し下げた。好決算を発表した銘柄が支えるも、高値への警戒感や利益確定の売りも重石となり、ダウは終日軟調に推移。ナスダックは長期金利の上昇に伴い下落する場面もあったが、小幅に続伸した。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、日経平均は、昨日は小幅に下落したものの、依然、高値警戒感が意識され、利益確定売りが出やすかった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均は下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が上昇したことが、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を支える要因となった。また、外為市場で1ドル=148円10銭台と円安傾向が継続していることが東京市場で輸出株などの株価の支えとなったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された12月の貿易収支は621億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1190億円の赤字だった。

 セクター別では、不動産業、建設業、その他製品、機械、水産・農林業などが値下がり率上位、鉱業、銀行業、保険業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、野村マイクロ<6254>、イビデン<4062>、積水ハウス<1928>、SHIFT<3697>、ローム<6963>、ダイキン<6367>、京セラ<6971>、ソニーG<6758>、日立<6501>、デンソー<6902>、ファーストリテ<9983>、ディスコ<6146>、東電力HD<9501>などが下落。他方、ネクソン<3659>、ニデック<6594>、エムスリー<2413>、三菱UFJ<8306>、スクリーンHD<7735>、伊藤忠<8001>、日本郵政<6178>、アドバンテスト<6857>、みずほ<8411>、東京海上<8766>、レーザーテック<6920>、富士通<6702>、トヨタ<7203>、ソフトバンクG<9984>などが上昇している。

<CS>

Copyright(c) FISCO Ltd. All rights reserved.

ニュースカテゴリ