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NY市場サマリー(22日)S&P最高値更新、ドル横ばい

配信日時:2024/01/23 07:00 配信元:REUTERS

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、日欧の中銀金融政策決定会合を控え、ドル指数が横ばいから小幅高程度にとどまった。

日本円は一時1ドル=147.61円まで上昇。19日には148.80円と1カ月ぶりの安値を付けていた。終盤は0.1%高の1ドル=148.06円だった。日銀は22─23日にかけて金融政策決定会合を開く。

ドル指数は103.34と横ばいから小幅上昇。ドル指数は年初から約1.8%上昇し、1月は先進国通貨で最も上昇した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)がいつ利下げに踏み切るかを巡り投資家が見極めようとしているため、上下動を繰り返しながら上昇している。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは昨年12月初旬以降で初めて4万ドルを割り込んだ。ビットコインの現物に連動する上場投資信託(ETF)の承認を受け、利益確定売りが続いているという。

ビットコインは一時3万9335.37ドルと12月4日以来の安値を付けた。終盤は3.5%安の4万0284ドル。年初来では5.3%下落している。

<債券> 国債利回りが低下した。 今週は米連邦準備理事会(FRB)の金利を巡る動きに影響を及ぼす可能性のある経済指標の発表が控えており、価格が下落していた債券に買いを入れる動きが出た。

この日のユーロ圏金融・債券市場でも国債利回りが低下。BTIGのマネジング・ディレクター兼グローバル金利トレーディング共同責任者、トム・ディ・ガロマ氏は「欧州の利回り低下を受け、米債利回りも低下した」と述べた。

終盤の取引で10年債利回りは4.8ベーシスポイント(bp)低下の4.097%。

2年債利回りは2.5bp低下の4.383%。

2年債と10年債の利回り格差はマイナス28.8bp。米国では2022年7月以来、景気後退を示すとされる「逆イールド」が発生している。

<株式> S&P総合500種が前営業日に続き終値ベースで最高値を更新した。ハイテク株中心に買いが広がった。今後の企業業績を見極めようと主要企業の四半期決算に注目が集まっている。

今週はネットフリックス、テスラ、インテル、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などが決算を発表する。

フィラデルフィア半導体は過去最高値を記録。エヌビディアも最高値を更新した。

<金先物> 米早期利下げ観測の後退を背景とした売り圧力がくすぶる中、3営業日ぶりに反落した。中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前週末比7.10ドル(0.35%)安の1オンス=2022.20ドル。

<米原油先物> 地政学リスクの高まりを意識した買いが広がり、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前週末比1.78ドル(2.42%)高の1バレル=75.19ドルだった。3月物は1.51ドル高の74.76ドル。

ドル/円 NY午後4時 148.04/148.05

始値 147.87

高値 148.15

安値 147.63

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0882/1.0886

始値 1.0888

高値 1.0899

安値 1.0881

米東部時間

30年債(指標銘柄) 16時55分 107*04.00 4.3222%

前営業日終値 106*18.50 4.3540%

10年債(指標銘柄) 16時51分 103*04.00 4.1091%

前営業日終値 102*26.50 4.1460%

5年債(指標銘柄) 16時55分 98*24.00 4.0313%

前営業日終値 98*18.25 4.0720%

2年債(指標銘柄) 16時56分 99*23.50 4.3932%

前営業日終値 99*22.63 4.4080%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 38001.81 +138.01 +0.36

前営業日終値 37863.80

ナスダック総合 15360.29 +49.32 +0.32

前営業日終値 15310.97

S&P総合500種 4850.43 +10.62 +0.22

前営業日終値 4839.81

COMEX金 2月限 2022.2 ‐7.1

前営業日終値 2029.3

COMEX銀 3月限 2229.6 ‐41.5

前営業日終値 2271.1

北海ブレント 3月限 80.06 +1.50

前営業日終値 78.56

米WTI先物 3月限 74.76 +1.51

前営業日終値 73.25

CRB商品指数 266.9530 +1.5779

前営業日終値 265.3751

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