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午後3時のドルは148円前半、日銀会合控え売買交錯

配信日時:2024/01/22 15:24 配信元:REUTERS

Shinji Kitamura

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からほぼ横ばいの148円前半で取引されている。日銀金融政策決定会合の結果発表をあすに控え、方向感に乏しく売買交錯する展開が続いた。

ドルは朝方の148円前半からいったん147円後半へ下落した後、148円台へ切り返した。今回の会合で金融政策変更を見込む声はあまりないが、一部には今後の利上げに向けて声明文を一部見直すとの予想もあり、イベント前の持ち高調整と相まって、円は方向感に欠く動きとなった。

市場では、日銀が政策修正を見送り、今後の利上げを示唆することもなければ、円は一段と下落するとの予想が多数聞かれた。バークレイズ証券チーフ為替ストラテジストの門田真一郎氏によると、最近の会合後に円相場は平均1%程度下落しており、ドルは現在の水準から「150円前後まで上昇する可能性がある」という。

ドル150円超は、多くの市場参加者が政府・日銀の円安防衛ラインとみる水準にあたる。「発表直後に円安が進んでも、介入が警戒される150円前後で止まるのではないか」(外銀関係者)との指摘もあった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 148.05/148.06 1.0901/1.0902 161.39/161.43

午前9時現在 148.12/148.13 1.0892/1.0893 161.34/161.35

NY午後5時 148.14/148.17 1.0895/1.0899 161.38/161.42

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