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午後:債券サマリー 先物は反発、流動性供給入札「無難」で上げ幅拡大

配信日時:2024/01/22 15:18 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。前週末の米債券相場が上昇(金利は低下)したことが支援材料となるなか、日本の財務省による流動性供給入札(対象:5年超15年以下)の結果が無難と受け止められ、先物は午後に上げ幅を拡大した。  流動性供給入札は応札倍率が3.40倍と前回(12月20日)の4.16倍を下回ったものの、落札された利回り水準は実勢よりも低く(価格は高く)、一定の債券保有ニーズを示唆する形となった。債券需給を巡る悲観的な見方が後退し、買いを誘った。  日銀はこの日から23日までの日程で、金融政策決定会合を開いている。金融政策を巡っては現状維持がコンセンサスとなっている。だが、主要メディアによる事前の観測報道が伝わっていないとあって、持ち高を一方向に傾けにくい地合いとなり、積極的に上値を追う姿勢は限られた。日経平均株価がこの日も大幅高となり、終値で3万6000円台を回復するなど力強い動きをみせたことは、安全資産と位置付けられる国債の上値を圧迫した。  先物3月限は前営業日比22銭高の146円90銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.015%低い0.650%に低下した。 出所:MINKABU PRESS

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