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金は3月利下げの可能性を探る展開、地政学リスクも高い サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2024/01/19 18:01 配信元:FISCO
*18:01JST 金は3月利下げの可能性を探る展開、地政学リスクも高い サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は3月利下げの可能性を探る展開、地政学リスクも高い』と述べています。

続いて、『市場が注目していた12月消費者物価指数(CPI)は強い結果だった一方で、12月卸売物価指数(PPI)は弱い結果だった』と伝え、『週明け15日のCMEのFEDWATCHによると1月31日の会合では政策金利は据え置きが見込まれているものの、3月会合では0.25%の利下げとなる確率は70%を超えている。3月会合までは雇用統計とインフレ指標がいずれも複数回発表されるため、今後のデータ次第で織り込み確率も変動するだろう』と解説しています。

次に、『シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は12日、金融市場は今年の積極的な利下げ軌道を想定しているが、政策当局者らよりも先走っている可能性があるとの考えを示した』と伝えています。また、『作年12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合では、最新予測で、2024年に3回の利下げが実施される可能性が高いことが示されたが、これについては、個々の予測であり将来の政策に関するFOMC全体の見解として受け止めるべきではないと主張した。アトランタ連銀のボスティック総裁も、利下げに慎重な構えを示し、市場の期待をけん制している』と伝えています。

さらに、『16日にFRBのウォラー理事は、インフレが再燃しなければ、金融当局は今年利下げすることが可能だとの認識を示した。ただし、その場合でも利下げは秩序立った慎重なペースで進めるべきだと強調。市場が見込む年内6回の利下げについてはけん制とも取れる発言を行った。同氏は昨年、比較的ハト派色が強い発言が多かったことから、コメントはタカ派的と受け止められた』と伝え、『これを受けて3月の利下げ見通しは61%まで低下した。しかし、まだ6割を超える確率で利下げを見ているとも言える』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、『地政学リスクが金相場をサポートしよう。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘は100日の節目を超えた。また、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が米国の空爆に対抗する可能性を警告し、軍事行動が拡大する可能性がある。また、中国の春節(旧正月)を2月に控え、中国やシンガポールでは実需筋の買いが入りやすいことも金には支援要因だろう』と考察しています。

NY金の予想レンジについては『2000~2100ドル』と想定しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月17日付「金は3月利下げの可能性を探る展開、地政学リスクも高い」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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