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来週の為替相場見通し=日銀会合と米経済指標に注目

配信日時:2024/01/19 17:48 配信元:MINKABU
 来週のドル円相場は、日銀会合の結果や米経済指標に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=147円00銭~150円00銭。  22~23日に日銀金融政策決定会合が開かれる。日銀は賃金・物価の好循環実現への確度や能登半島地震の経済への影響を精査したいとして金融政策の現状維持を決める見通しで、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りは入りにくい。ただ、植田総裁が会合後の記者会見で今後の利上げに向けた道筋を示唆すれば円高方向に振れる場面がありそうだ。  また、直近では米景気の底堅さを示す経済指標が相次いでおり、こうした流れが続くかどうかも注目される。なかでも25日に公表される23年10~12月期の米実質国内総生産(GDP)速報値と、26日公表の23年12月の米個人消費支出(PCE)デフレーターへの注目度が高い。堅調な内容だった場合、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測が一段と後退し、米長期金利の上昇を通じてドル買い圧力が強まる可能性がある。  このほかに来週予定される主な経済指標は、22日に米12月景気先行指標総合指数、23日にユーロ圏1月消費者信頼感指数・速報値と米1月リッチモンド連銀製造業指数、24日にユーロ圏1月購買担当者景気指数(PMI)速報値と米1月PMI速報値、25日に米12月耐久財受注と米12月新築住宅販売件数、26日に日本の1月東京都区部消費者物価指数(CPI)など。加えて、25日には欧州中央銀行(ECB)理事会が開かれる。 出所:MINKABU PRESS

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