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午後3時のドルはじり高148円半ば、米金利追随し1カ月半ぶり高値

配信日時:2024/01/19 15:31 配信元:REUTERS

Shinji Kitamura

[東京 19日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル高/円安の148円半ばで取引されている。アジア時間の取引で米10年債利回りが1カ月ぶり水準へ上昇したことを受けて、ドル買い/円売りが先行した。

この日のドルはじり高。仲値前の147円後半を安値として午後にかけて買い地合いが続き、午後3時過ぎには短期筋が損失確定の買い戻しに動くストップロスを巻き込んんで、148.74円と昨年11月28日以来、1カ月半ぶり高値を更新した。

買いを支えたのは4.17%付近と、前日NY市場終盤からさらに水準を切り上げた米長期金利。市場では、米下院が3月までの政府資金を手当てするつなぎ予算案を可決し「政府機関の閉鎖が当面回避されたことで安心感が広がった」(ファンドマネージャー)との指摘が出ていた。

米利上げ見通しの後退でドルが上値を切り上げ、市場参加者が日本の「介入ライン」と位置付ける150円台が接近してきた。鈴木俊一財務相は19日午前、「ファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」と述べ、今後の動向を注意深く見守ると発言した。

市場では、日銀が来週の金融政策決定会合で声明文の変更などを行ったとしても、円高は限られると予想する声が出ていた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 148.63/148.66 1.0879/1.0883 161.73/161.74

午前9時現在 148.12/148.13 1.0878/1.0882 161.14/161.19

NY午後5時 148.15/148.18 1.0874/1.0878 161.12/161.13

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