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ドル円今週の予想(1月15日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

配信日時:2024/01/17 18:02 配信元:FISCO
*18:02JST ドル円今週の予想(1月15日) サンワード貿易の陳氏(花田浩菜) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、今週のドル円について『今週のドル円は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが強いものの、能登半島地震や新NISA効果を受けた円安要因から下値も堅く、レンジ相場で推移しよう』と述べています。

続けて、『市場が注目していた昨年12月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%上昇と、伸びが前月の3.1%から加速し、市場予想の3.2%上昇を上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比3.9%上昇と11月の4.0%上昇から鈍化し、基調的なインフレ圧力鈍化が続いていることを示した。インフレ率がFRBの目標である2%に向かって着実に鈍化しているとはいえず、ドル買い要因となった』と解説しています。

しかし、『昨年12月米卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%下落と、市場予想の0.1%上昇に反して下落した。財(モノ)の価格が下落する一方、サービスの価格は変わらずだった。11月分は前回発表の横ばいから0.1%下落に改定された。前月比での下落は3カ月連続。インフレが引き続き沈静化し、FRBが年内に利下げを開始できる可能性が示唆され、ドル売り要因となった』と述べています。

一方で、日本に関しては、『能登半島地震による経済への影響や中小企業の賃上げへの先行き不透明感から、日銀の早期政策修正期待が後退している。このため、行き過ぎた円高にはなりにくく、ドル円に140円は維持されそうだ』とし、また、『日経平均株価は上昇基調が続き、株高を背景に円安基調はサポートされそうだ。さらに、投資上限額が拡充された新たな少額投資非課税制度(NISA)のスタートで、個人の投資意識が高まっているが、これも円安をサポートする要因になっている。新NISAにより、世界株や米国株などへの投資が増え年2兆円規模で円売りが増えるとの見方がある』と述べています。

こうしたことから、陳さんは、『ドル円の下値は堅い一方で、FRBの利下げ観測から上値も重くなろう』と考察しています。

ドル円の今週のレンジについては、『142.00円~147.00円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の1月16日付「ドル円今週の予想(1月15日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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