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米Wファーゴ、23年第4四半期利益は予想上回る 24年金利収入減を警告

配信日時:2024/01/13 01:14 配信元:REUTERS

Noor Zainab Hussain Manya Saini Carolina Mandl

[12日 ロイター] - 米大手銀行ウェルズ・ファーゴ(Wファーゴ)が12日に発表した2023年第4・四半期決算の1株当たり利益(一時的項目を除く)は1.26ドルと、LSEGがまとめたアナリスト予想の1.17ドルを上回った。一方、24年12月期の純金利収入(NII)は前年比7─9%減少する可能性があると警告した。

株価は寄り付き前の時間外取引で一時1.9%下落した。

金利の上昇により、銀行は利益を得てきた。だが、市場関係者は米連邦準備理事会(FRB)による利下げ開始が年内にあると予想しており、金利収入が減り始める可能性がある。

チャーリー・シャーフ最高経営責任者(CEO)は声明で「業績は引き続き金利と米経済の健全性の影響を受けやすい」とコメントした。

Wファーゴは既にコスト削減を図っており、23年第4・四半期に9億6900万ドルの退職金関連費用を計上した。

第4・四半期の総収入は前年同期比2%増の205億ドルだった。

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