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前場に注目すべき3つのポイント~海外マネーの流入によって先高観が強まる~
配信日時:2024/01/11 08:47
配信元:FISCO
*08:47JST 前場に注目すべき3つのポイント~海外マネーの流入によって先高観が強まる~
11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■海外マネーの流入によって先高観が強まる
■ABCマート、3Q営業利益 43.3%増 415億円
■前場の注目材料:積水化学、「ペロブスカイト太陽電池」耐久20年実現へ、来年事業化
■海外マネーの流入によって先高観が強まる
11日の日本株市場は、買い優勢の相場展開が継続しそうだ。10日の米国市場は、NYダウが170ドル高、ナスダックは111ポイント高だった。今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えて手掛けづらさもあったが、ハイテク株が相場をけん引した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比415円高の34865円、円相場は1ドル145円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。連日の大幅な上昇によって過熱感が警戒されるものの、上へのバイアスが強まる状況のなか、売り方の買い戻しの動きが相場を押し上げる需給にもなっている。また、中国からの資金流入なども観測されており、海外マネーの流入によって先高観が強まりそうである。国内では新NISAによる需給が下支えしているとの見方もあり、良好な需給状況によって一段の上昇が期待されよう。
日経225先物はナイトセッションで34860円まで買われており、高値で取引を終えている。急ピッチの上昇でボリンジャーバンドの+3σ水準にきていることから、いったん動きが鈍る局面では、持ち高調整の流れに向かう可能性はあるだろう。今晩の米国では12月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、次第に様子見姿勢に向かう展開も想定しておきたいところである。ただし、ピーク感にはつながらないと考えられ、売り仕掛け的な動きに対しては、その後のリバウンド狙いで対応したい。
物色については、インデックスに絡んだ商いが中心となるため、引き続き指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。また、主力大型株が中心になりやすい需給状況ではあるものの、グロース250指数は25日、75日線からの上放れを見せてきており、流動性のある中小型株の一角には値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。
■ABCマート、3Q営業利益 43.3%増 415億円
ABCマート<2670>が発表した2024年2月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比21%増の2523.28億円、営業利益は同43.3%増の415.33億円だった。国内においては、世界各国でインバウンド需要が高まる中、日本、韓国、台湾、ベトナムの4ヶ国で新作シューズを同時リリースするなど、プロモーション活動をグローバルに展開することで、「ABC-MART」が主体となってトレンド発信を行う取り組みを始めた。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(34441.72、+678.54)
・NYダウは上昇(37695.73、+170.57)
・ナスダック総合指数は上昇(14969.65、+111.94)
・1ドル=145.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(34865、大阪比+415)
・VIX指数は低下(12.69、-0.07)
・米国のインフレ沈静化観測
・ホンダ<7267>26年に新EV投入、新エンブレム採用、米から世界展開
・トヨタ自<7203>スズキなどと共同開発の軽商用EV、今年度の導入延期
・ホンダ<7267>北米にEV新工場を検討、生産拠点複数に
・日本ガイシ<5333>能登半島地震、石川・能美の工場を生産停止
・大和ハウス<1925>米戸建住宅事業を買収、テネシー州中心に強化
・商船三井<9104>風力発電メンテ大手と提携、株過半を取得
・東北電力<9506>女川2号機の安全対策工事完了時期を延期
・スズキ<7269>印に4輪新工場 6100億円投資、28年度稼働
・ホンダ<7267>ソニー・ホンダのEV「アフィーラ」、娯楽体験・ソフトで米テスラをリード
・サンデン<6444>EV向け電動コンプレッサーの北米生産開始
・KTC<5966>航空機MRO向け工具参入、IoT対応製品投入
・川崎重<7012>ガスハイブリッド推進システム納入、バラ積み船向け
・虹技<5603>埼玉のアルミ合金鋳造メーカー買収
・グローリー<6457>英社買収、海外で小売業向けソフトの収益拡大
・FDK<6955>鳥取でリチウム一次電池の生産体制再構築、作業効率を向上
・NTTデータG<9613>地銀の共同利用システムをオープン系に移行
・住友ベークライト<4203>車載封止材販売100億円、EV向け
・日東紡<3110>日東紡アドバンテックスなど、生分解性接着芯を開発、衣料の堆肥化推進
・中部電力<9502>グループのJERA、フィリピンのLNG導入、AOTSと制度設計支援
・マイクロ波化学<9227>鉄鉱石から鉄に還元、実用化に向け実証
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・日銀支店長会議
<海外>
・09:30 豪・11月貿易収支(予想:+73.00億豪ドル、10月:+71.29億豪ドル) <ST>
■海外マネーの流入によって先高観が強まる
■ABCマート、3Q営業利益 43.3%増 415億円
■前場の注目材料:積水化学、「ペロブスカイト太陽電池」耐久20年実現へ、来年事業化
■海外マネーの流入によって先高観が強まる
11日の日本株市場は、買い優勢の相場展開が継続しそうだ。10日の米国市場は、NYダウが170ドル高、ナスダックは111ポイント高だった。今週予定されている重要インフレ指標や銀行決算の発表を控えて手掛けづらさもあったが、ハイテク株が相場をけん引した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比415円高の34865円、円相場は1ドル145円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。連日の大幅な上昇によって過熱感が警戒されるものの、上へのバイアスが強まる状況のなか、売り方の買い戻しの動きが相場を押し上げる需給にもなっている。また、中国からの資金流入なども観測されており、海外マネーの流入によって先高観が強まりそうである。国内では新NISAによる需給が下支えしているとの見方もあり、良好な需給状況によって一段の上昇が期待されよう。
日経225先物はナイトセッションで34860円まで買われており、高値で取引を終えている。急ピッチの上昇でボリンジャーバンドの+3σ水準にきていることから、いったん動きが鈍る局面では、持ち高調整の流れに向かう可能性はあるだろう。今晩の米国では12月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることもあり、次第に様子見姿勢に向かう展開も想定しておきたいところである。ただし、ピーク感にはつながらないと考えられ、売り仕掛け的な動きに対しては、その後のリバウンド狙いで対応したい。
物色については、インデックスに絡んだ商いが中心となるため、引き続き指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。また、主力大型株が中心になりやすい需給状況ではあるものの、グロース250指数は25日、75日線からの上放れを見せてきており、流動性のある中小型株の一角には値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。
■ABCマート、3Q営業利益 43.3%増 415億円
ABCマート<2670>が発表した2024年2月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比21%増の2523.28億円、営業利益は同43.3%増の415.33億円だった。国内においては、世界各国でインバウンド需要が高まる中、日本、韓国、台湾、ベトナムの4ヶ国で新作シューズを同時リリースするなど、プロモーション活動をグローバルに展開することで、「ABC-MART」が主体となってトレンド発信を行う取り組みを始めた。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(34441.72、+678.54)
・NYダウは上昇(37695.73、+170.57)
・ナスダック総合指数は上昇(14969.65、+111.94)
・1ドル=145.60-70円
・シカゴ日経先物は上昇(34865、大阪比+415)
・VIX指数は低下(12.69、-0.07)
・米国のインフレ沈静化観測
・ホンダ<7267>26年に新EV投入、新エンブレム採用、米から世界展開
・トヨタ自<7203>スズキなどと共同開発の軽商用EV、今年度の導入延期
・ホンダ<7267>北米にEV新工場を検討、生産拠点複数に
・日本ガイシ<5333>能登半島地震、石川・能美の工場を生産停止
・大和ハウス<1925>米戸建住宅事業を買収、テネシー州中心に強化
・商船三井<9104>風力発電メンテ大手と提携、株過半を取得
・東北電力<9506>女川2号機の安全対策工事完了時期を延期
・スズキ<7269>印に4輪新工場 6100億円投資、28年度稼働
・ホンダ<7267>ソニー・ホンダのEV「アフィーラ」、娯楽体験・ソフトで米テスラをリード
・サンデン<6444>EV向け電動コンプレッサーの北米生産開始
・KTC<5966>航空機MRO向け工具参入、IoT対応製品投入
・川崎重<7012>ガスハイブリッド推進システム納入、バラ積み船向け
・虹技<5603>埼玉のアルミ合金鋳造メーカー買収
・グローリー<6457>英社買収、海外で小売業向けソフトの収益拡大
・FDK<6955>鳥取でリチウム一次電池の生産体制再構築、作業効率を向上
・NTTデータG<9613>地銀の共同利用システムをオープン系に移行
・住友ベークライト<4203>車載封止材販売100億円、EV向け
・日東紡<3110>日東紡アドバンテックスなど、生分解性接着芯を開発、衣料の堆肥化推進
・中部電力<9502>グループのJERA、フィリピンのLNG導入、AOTSと制度設計支援
・マイクロ波化学<9227>鉄鉱石から鉄に還元、実用化に向け実証
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・日銀支店長会議
<海外>
・09:30 豪・11月貿易収支(予想:+73.00億豪ドル、10月:+71.29億豪ドル) <ST>
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