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米外為市場サマリー:日銀の早期政策修正観測の後退で一時145円80銭台に上伸

配信日時:2024/01/11 07:58 配信元:MINKABU
 10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=145円76銭前後と前日に比べて1円30銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=159円94銭前後と同2円00銭程度のユーロ高・円安だった。  厚生労働省が10日発表した23年11月の毎月勤労統計調査で、1人あたりの賃金が物価を考慮した実質で前年同月比3.0%減と20カ月連続で減少したことを受け、日銀の早期政策修正観測が後退したことが円売りにつながった。11日に12月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えるなか、持ち高調整の動きなどから米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時145円83銭まで上伸した。一方、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル理事が「利下げを協議するには時期尚早だ」と述べたことなどを背景に、ユーロが対ドルや対円で買われた。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0973ドル前後と前日に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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