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午前:債券サマリー 先物は続伸、11月実質賃金受け日銀政策の正常化観測が後退

配信日時:2024/01/10 11:20 配信元:MINKABU
 10日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸した。この日、厚生労働省が発表した2023年11月の毎月勤労統計調査で、実質賃金は前年同月比3.0%減と20カ月連続で前年割れとなった。これを受け日銀のマイナス金利政策解除を巡る観測が後退。円債相場の支援材料となった。  前日の米国市場で長期債価格は小幅に上昇(長期金利は小幅に低下)した。米財務省が実施した3年債入札が好調な結果と受け止められた。イギリスの20年債入札で応札倍率が過去最高となったことも話題となり、円債相場には追い風となった。  日本の財務省は10日、10年物の国債入札を通告した。新発債としての発行で、発行予定額は2兆7000億円程度。表面利率は年0.6%となる。円債市場で新発10年債利回り(長期金利)は0.6%を下回る水準で推移しているが、金利の低下余地の乏しさも意識されており、投資家の需要が膨らまず低調な結果になることを警戒する向きもある。  先物3月限は前営業日比20銭高の147円25銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、長期金利は同0.025%低い0.560%で推移する。 出所:MINKABU PRESS

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