寄り付き概況

日経平均は133円高でスタート、第一三共や京セラなどが上昇

配信日時:2024/01/10 09:43 配信元:FISCO
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;33896.33;+133.15TOPIX;2416.09;+3.00


[寄り付き概況]

 10日の日経平均は133.15円高の33896.33円と3日続伸して取引を開始した。前日9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は157.85ドル安の37525.16ドル、ナスダックは13.94ポイント高の14857.71で取引を終了した。利益確定売りが先行し、寄り付き後、下落。ダウは高値警戒感から終日軟調に推移した。ナスダックは金利先安観が支援し終盤にかけてプラス圏を回復。今週後半に発表される消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)を控え調整色が強くまちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場でダウ平均が下落したが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数や、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が小幅ながら上昇したことが東京市場でハイテク株や半導体関連株などの株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=144円40銭台と、昨日15時頃と比べ60銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが、東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が下落したことが東京市場で株価の重しとなった。また、昨日の日経平均が昨年7月につけた終値べースの昨年来高値を上回ったことから、目先の目標達成感を指摘する向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、その他製品、卸売業、医薬品、水産・農林業、精密機器などが値上がり率上位、石油石炭製品、海運業、化学、サービス業、証券商品先物などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、第一三共<4568>、エーザイ<4523>、京セラ<6971>、任天堂<7974>、ソシオネクスト<6526>、すかいらーくHD<3197>、伊藤忠<8001>、デンソー<6902>、東エレク<8035>、三菱商<8058>、SOMPO<8630>、OLC<4661>、積水ハウス<1928>、ディスコ<6146>、NTT<9432>、キーエンス<6861>などが上昇。他方、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、ニトリHD<
9843>、TOWA<6315>、富士通<6702>、ソフトバンクG<9984>、東電力HD<9501>、日立<
6501>、東京海上<8766>、野村マイクロ<6254>、ダイキン<6367>、三菱UFJ<8306>などが下落している。
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