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FRB、「バーゼル3」最終化巡り主要部分の調整を検討=副議長

配信日時:2024/01/10 08:51 配信元:REUTERS

[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融規制担当)は9日、銀行に対する国際的な資本規制「バーゼル3」最終規則の適用を巡り、オペレーショナルリスクの計測方法や住宅ローン債権の取り扱いなど主要部分を調整する是非を慎重に検討していると明らかにした。

銀行業界は、規制強化が不必要な融資の抑制につながる恐れがあるとして反対してきた。

バー氏はまた、最終規則導入の影響に関する調査結果も公表すると述べ、これまでに寄せられた意見はオペレーショナルリスクや手数料収入などへの適用方法を検討する上で「非常に参考になった」とした。

「われわれはこの規制が低・中所得者層の支えとなる活力ある経済を後押しし、住宅ローンなどに適切な調整が加えられるよう図りたい」と説明。寄せられた意見を非常に真剣に受け止めていると強調した。

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