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イーライリリー減量薬の処方箋、昨年末時点で週2.5万件に=CEO
配信日時:2024/01/09 14:22
配信元:REUTERS
Patrick Wingrove
[サンフランシスコ 8日 ロイター] - 米医薬品大手イーライリリーのデイビッド・リックス最高経営責任者(CEO)は8日、強力な肥満症治療薬「ゼップバウンド」の新規処方箋が、昨年12月末時点で週2万5000件に達したと明らかにするとともに、今年の供給量では需要を満たせない可能性を示唆した。
リックス氏は現在生産できるゼップバウンドの数量と、今年の需給見通しに関する詳細については言及を控えた。
イーライリリーの広報担当者はその後の声明で、患者の需要は引き続き旺盛で、必要な人々が入手できるよう生産拡大に向け投資していると述べた。同社は昨年、米ノースカロライナ州工場の拡張とドイツに新生産拠点を設立する計画を発表している。
リックス氏は薬剤給付管理会社(PBM)がゼップバウンドを幅広く取り扱うことを期待しており、少なくとも大手1社が今年、顧客に対し同薬の取り扱いの推奨を開始すると述べた。
同社は昨年12月、米大手PBMシグナ傘下のエクスプレス・スクリプツがゼップバウンドを優先償還医薬品リストに追加したと発表した。
リックス氏によると、イーライリリーは先週、消費者がゼップバウンドを同社から直接注文できるウェブサイトを立ち上げ、薬価を月額550ドルまで引き下げるクーポンが適用されると説明するとともに、利用者に同薬の配合剤や偽造薬に手を出さないよう呼びかけた。
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