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米外為市場サマリー:米予想物価上昇率の低下を受け一時143円60銭台に軟化

配信日時:2024/01/09 07:51 配信元:MINKABU
 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円23銭前後と前週末に比べて40銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=157円93銭前後と同30銭強のユーロ安・円高だった。  この日にニューヨーク連銀が発表した23年12月の消費者調査で、1年先の予想物価上昇率(中央値)が3.0%と前月から0.4ポイント低下し、約3年ぶりの低水準となった。これを受けて米長期金利が低下したことで、日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが優勢となり、ドル円相場は一時143円66銭まで軟化した。ただ、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が講演で「物価上昇によるリスクと雇用の伸び悩みによるリスクとの間で経済全体のバランスが取れてきたとはいえ、インフレ抑制を確実に継続させるため、引き締めの姿勢を崩していない」と述べたことが伝えられると、米長期金利が低下幅を縮小するとともにドル円相場も下げ渋った。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0950ドル前後と前週末に比べて0.0007ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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