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政策引き締めのバイアス残る=アトランタ連銀総裁

配信日時:2024/01/09 04:42 配信元:REUTERS

[アトランタ(米ジョージア州) 8日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は8日、物価上昇によるリスクと雇用の伸び悩みによるリスクとの間で経済全体のバランスが取れてきたとはいえ、インフレ抑制を確実に継続させるため、引き締めの姿勢を崩していないと述べた。

同総裁は、インフレ率を米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すという点について、現時点では勝利を宣言するのは時期尚早との見解を表明。FRBは目先、注意深さを保つ必要があると指摘した。また、「利下げを開始する前に本当にそこまで来ているのか確認したい」と述べ、早ければ3月にも利下げが始まるという市場の期待を退けた。

さらにインフレが鈍化する一方、多くの地域で雇用が悪化し始めている兆しが見られることから、インフレ率の低下と低水準の失業率維持というFRBの2つの目標が対立するリスクは「確実に高まっている」が、まだ直接的に対立はしていないとの見解を示した。

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