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米航空会社の国内便欠航、2023年は過去10年で最低に=運輸省

配信日時:2024/01/04 11:31 配信元:REUTERS

David Shepardson

[ワシントン 3日 ロイター] - 米運輸省は3日、2023年の米航空会社の国内便の欠航が少なくともこの10年で最低となったと発表した。

昨年の米国内線の運航便数は1630万便で、欠航率は1.2%未満。23年12月17日から24年1月1日までの年末年始の休暇中の欠航率は、旅客数が過去最高を記録したにもかかわらず0.8%で、前年同期の8.2%を大幅に下回った。

22年はサウスウエスト航空の大量欠航で旅客200万人が影響を受け、同社は先月、過去最高額となる1億4000万ドルの罰金処分を受けた。

バイデン政権は航空会社の責任による長時間の遅延ないし欠航に対する補償を義務付ける方針を示している。

米航空業界団体エアラインズ・フォー・アメリカ(A4A)によると、23年12月の定時到着率は83.7%、運航完了率は99.6%だった。A4Aは、これは航空各社が1年以上にわたり積極的に採用を進め、スケジュールを調整し、新技術への投資などに集中的かつ献身的に取り組んできた直接の成果だと述べた。

A4Aは23年12月29日に運輸省と米連邦航空局(FAA)に対し、自家用機関連や管制官の人員不足が遅延や欠航に与える影響に対処する取り組みを強化するよう要請した。

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