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独失業者数、12月は小幅増加 23年失業率は統一以降で最低レベル

配信日時:2024/01/03 19:23 配信元:REUTERS

[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツの12月の失業者は小幅な増加にとどまり市場予想を大幅に下回った。2023年の失業率は東西ドイツ統一以降で最低レベルとなった。

連邦雇用庁が3日発表した12月の失業者数(季節調整済み)は前月比5000人増の270万3000人。ロイターがまとめたアナリストの予想は2万人増加だった。失業率(季節調整済み)は5.9%に小幅上昇した。

連邦雇用庁のナーレス長官は、2023年の労働市場は、経済低迷と無縁ではなかったものの、よく持ちこたえたと指摘し、23年の失業率は東西ドイツ統一以降で有数の低さだったと述べた。

23年の失業者数は260万人で前年から19万1000人増加した。

雇用需要は22年後半に鈍化が顕著になり、23年もその傾向が続いたが、長期的な比較で依然として強い。

23年の求人は平均76万1000人で、前年を8万4000人下回った。

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