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米で医薬品500超値上げへ、ファイザー・武田など 来年1月

配信日時:2023/12/30 02:19 配信元:REUTERS

[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米ファイザー、仏サノフィ、武田薬品工業などの製薬会社は来年1月、米国で計500品目を超える医薬品を値上げする見通し。ヘルスケア調査会社の3アクシスアドバイザーズのデータで分かった。

値上げ幅はおおむね10%以下。製薬業界は値上げ回数が多すぎると非難を浴びて以来、値上げする既存製品の上昇幅を10%以下に抑えており、高インフレ下でも加速させなかった。

薬価に関して調査している非営利団体の46brooklynのデータによると、2019年以降の薬価上昇率の中央値は5%前後となっている。

1月の値上げを最も多く発表したのがファイザーで、値上げを予定している医薬品全体の4分の1超を占める。独自ブランドの124の医薬品に加え、「ホスピーラ」ブランドの22品目も値上げする。

発表数が2番目に多いのは武田傘下のバクスアルタで、53品目の値上げを発表。3番目のベルギーのUSBファーマが40品目を値上げ予定だ。

サノフィは腸チフス、狂犬病、黄熱病それぞれのワクチンを9%値上げする計画だ。

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