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午後:債券サマリー 先物は大幅反落、長期金利は0.620%に上昇

配信日時:2023/12/29 15:23 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅反落した。前日の米国市場で長期債価格が下落(金利は上昇)し、円債売りを促す要因となった。  米国では7年物国債入札が低調と受け止められた。債券需給を巡る慎重な見方が広がり、米長期金利は3.84%に上昇した。円債市場では29日、財務省による利付国債の入札や、日銀による定例の国債買い入れオペの実施がなく、新規の売買材料が乏しいなか、27日に日銀が公表した1~3月の国債買い入れオペの方針で、超長期ゾーンの買い入れ回数を減らした余波が続き、超長期債への売り圧力が継続した。  日銀によるマイナス金利解除の観測がくすぶるなかにあって、長期金利の低下余地の乏しさも意識されたようだ。午後は膠着感が持ち高調整が主体の展開。今年最後の取引日となり、年末年始の海外市場の変動リスクへの警戒もあり、新規にポジションを構築する姿勢は限られた。  先物3月限は前営業日比34銭安の146円71銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.035%高い0.620%に上昇した。 出所:MINKABU PRESS

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