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英ボクシングデーの小売店客足が前年比4%増、クリスマス後商戦で堅調な滑り出し

配信日時:2023/12/28 08:58 配信元:REUTERS

[ロンドン 27日 ロイター] - 英国で26日の「ボクシングデー」に小売店の客足が前年比で4%増加したことが、調査会社MRIソフトウエアのデータで分かった。

ボクシングデーは冬のバーゲンセール開始時期として知られており、クリスマス後の商戦で堅調な滑り出しとなった。

ロンドン市中心部の商店の客足は10.6%増と最も大きく伸びた。恐らくは観光客の来訪が貢献したとみられている。

ただインフレが家計を直撃し、またネット通販への移行が進んだこともあり、英全土の客足はなおコロナ禍前の水準には届いていない。2019年の伸び率は14.9%だった。

MRIのジェニ・マシューズ氏は「多くの人は生計費の現状を踏まえて財布の紐を締めつつあるか、あるいはボクシングデー当日はまだ家族と過ごして商店に出かけていないのかもしれない」と述べた。

グローバルデータがバウチャーコーズのために実施した分析によると、ネット通販と実店舗合計のボクシングデーの小売売上高は2.9%減の36億8000万ポンド(46億9000万ドル)だった。

25─31日の週全体では3.8%減と予想されている。

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