みんかぶニュース 為替・FX

午前:債券サマリー 先物は反発、日銀12月会合「主な意見」をハト派的と受け止める

配信日時:2023/12/27 11:12 配信元:MINKABU
 27日午前の債券市場で、先物中心限月3月限は反発した。前日の米国市場で長期債相場が横ばいとなるなか、日銀が公表した12月開催分の「金融政策決定会合における主な意見」で、政策の正常化に向けて議論が二分していることが明らかとなった。早期のマイナス金利の解除に向けた思惑を後退させることとなり、先物に買い戻しが入った。  「主な意見」では金融政策運営に関し、「現在、慌てて利上げしないと、ビハインド・ザ・カーブになってしまう状況にはなく、少なくとも来春の賃金交渉の動向を見てから判断しても遅くはない」とする意見があった。半面、「『巧遅は拙速に如かず』という言葉もある」と、タイミングを逃さずに金融正常化を図るべきとする意見もあり、正常化の時期についての見解が定まっていないことが浮き彫りとなった。債券市場はハト派的と受け止めた。  先物3月限は前営業日比27銭高の146円75銭で午前の取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%低い0.610%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

Copyright (C) MINKABU, Inc. All rights reserved.

ニュースカテゴリ