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米外為市場サマリー:米経済の底堅さが意識され一時142円60銭台に上昇

配信日時:2023/12/25 07:56 配信元:MINKABU
 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=142円41銭前後と前日に比べて30銭弱のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=156円84銭前後と同40銭弱のユーロ高・円安だった。  この日に米商務省が発表した11月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、食品とエネルギーを除くコア指数の上昇率が前年同月比で3.2%と前月(3.4%)から縮小し、市場予想(3.3%)も下回った。米国のインフレ鈍化が再確認される結果となったことで、市場では米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まり、ドル円相場は141円89銭まで下押す場面があった。ただ、同省が発表した11月の耐久財受注が前月比5.4%増と市場予想(2.2%増)以上に伸びたほか、ミシガン大学が発表した11月の米消費者態度指数(確報値)が69.7と速報値(69.4)から上方修正されたことがドルを下支え。東京市場でつけた同日の安値141円87銭が意識されるなか、米経済の底堅さを好感したドル買いで一時142円66銭まで切り返した。一方、ユーロは米国のインフレ鈍化を背景に買いが優勢だった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1014ドル前後と前日に比べて0.0003ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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