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来週の為替相場見通し=市場参加者の減少で値が振れやすい展開も

配信日時:2023/12/22 17:42 配信元:MINKABU
 来週のドル円相場は、週末にかけて年末年始の休暇に入る市場参加者が増えることから値が振れやすくなる点に注意したい。予想レンジは1ドル=141円00銭~143円50銭。  21日に発表された7~9月期の米実質国内総生産(GDP)確定値が下振れしたことなどを背景に、市場では米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まっている。一方、日銀の早期政策修正観測は後退しているものの、金融緩和策の出口に向かう方向性自体は変わっていないとの見方が多いもよう。日米の金融政策の方向性の違いが改めて意識されれば、日米金利差の縮小を見込んだドル売り・円買いが流入しそうだ。  来週は海外での経済指標の発表が少なく、基本的には来年に向けた材料を模索する動きとなりそうだが、薄商いの状況下で相場が一方向に振れやすくなる可能性があり、注意が必要だ。なお、26日に米10月ケース・シラー米住宅価格指数、27日に米12月リッチモンド連銀製造業指数、28日に前週分の米新規失業保険申請件数と米11月住宅販売保留指数、29日に米12月シカゴ購買部協会景気指数が発表される予定となっている。 出所:MINKABU PRESS

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