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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.585%に上昇

配信日時:2023/12/21 15:50 配信元:MINKABU
 21日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。朝方こそ買いが優勢だったものの、足もとでの急ピッチな相場上昇に対する反動売りに押されるかたちで軟化した。  20日に米長期金利が約5カ月ぶりの水準まで低下したことを受け、東京市場の債券先物は寄り付き直後に一時147円09銭まで上昇した。ただ、前日までの3日続伸で1円42銭の上昇となっていたことから利益確定や持ち高調整の売りが出やすく、買いの勢いはすぐに失速。午前9時30分ごろに146円74銭をつけたあとは下げ渋る場面もみられたが、この日は財務省による国債入札や日銀の国債買いオペといった需給面での手掛かり材料が乏しいことから戻りは限定的だった。とはいえ、日銀の早期政策修正観測が後退していることや、ロイター通信が前日に「財務省は近く策定する2024年度国債発行計画で、市中向けのカレンダーベース発行額を当初比19.3兆円減の171.0兆円とする方向で最終調整に入った」と報じたことで、売りにくさも感じられた。  先物3月限の終値は、前日比27銭安の146円75銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.030%上昇の0.585%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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