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米外為市場サマリー:早期の米利下げ観測根強く一時143円50銭台に伸び悩む

配信日時:2023/12/20 07:57 配信元:MINKABU
 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=143円84銭前後と前日に比べて1円05銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=157円95銭前後と同2円00銭弱のユーロ高・円安だった。  日銀が19日まで開いた金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決め、植田和男総裁が記者会見で物価2%目標の持続的な実現を慎重に見極める姿勢を強調したことを受け、早期の政策修正観測が後退するなか欧州市場では一時144円95銭までドル高・円安が進んだ。ただ、ニューヨーク市場では上値の重さが目立ち、米連邦準備理事会(FRB)が2024年の早期に利下げに転じるとの見方が依然として根強い様子。米リッチモンド連銀のバーキン総裁がメディアのインタビューで、インフレ鈍化が続けばFRBが利下げに踏み切ることを示唆したことなどが重荷となり、143円53銭まで伸び悩む場面があった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0981ドル前後と前日に比べて0.0060ドル弱のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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