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午後:債券サマリー 先物は大幅反発、長期金利は0.670%に低下

配信日時:2023/12/18 15:28 配信元:MINKABU
 18日の債券市場で、先物中心限月3月限は大幅反発した。日銀が実施した国債買い入れオペの結果を受け、需給の引き締まりによる債券価格の上昇(金利の低下)を見込んだ買いが入り、大引けにかけて上げ幅を拡大した。  日銀が実施した4本の定例国債買い入れオペのうち、「残存期間5年超10年以下」の応札倍率は1.64倍と2倍を下回る水準となった。長期債の保有ニーズを示唆する結果となり、需給面での安心感をもたらした。米長期金利が時間外で低下基調をみせたのも、円債相場の支援材料となった。  午前中は上値の重さを意識させる場面もあった。日銀による政策修正シナリオへの警戒感がくすぶるなか、債券の買い持ち高を圧縮する目的の売りも出たようだ。利付国債とは別にこの日、財務省が実施した1年物国庫短期証券(TB)入札で、最高落札利回りが0.0000%とマイナス圏から脱却したことも話題となった。マイナス金利解除シナリオを背景とした短期金利の先高観の強まりが背景にあるとみられている。  先物3月限は前営業日比36銭高の145円96銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は0.670%と前週末比で0.030%低下した。 出所:MINKABU PRESS

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