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午後:債券サマリー 先物は反落、長期金利0.705%に上昇

配信日時:2023/12/15 15:58 配信元:MINKABU
 15日の債券市場で、先物中心限月3月限は反落。前日まで3日続伸していた反動に加え、日銀金融政策決定会合を控えていることから持ち高調整の売りが出やすかった。  前日に財務省が実施した20年債入札が不調な結果となったことも尾を引き、債券先物は売り優勢でスタートした。14日の米長期債相場は3日続伸(金利は低下)したものの、この日の時間外取引で米長期金利の低下が一服したことから国内債を押し上げる材料にはならなかった。加えて、12~13日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)や14日の欧州中央銀行(ECB)理事会を通過し、市場参加者の関心が18~19日に開かれる日銀会合に向かうなか、日銀が想定よりも早くマイナス金利政策の解除に動くとの思惑がくすぶっていることも相場の重荷となっている様子。日銀の植田和男総裁は7日に「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と述べており、19日に行われる会合後の記者会見での発言などを警戒している向きが多かった。週末要因などから売りが出やすいこともあり、先物は午後に145円55銭まで下押す場面があった。  先物3月限の終値は、前日比41銭安の145円60銭となった。一方、現物債市場で10年債の利回りは、午後3時時点で前日比0.050%上昇の0.705%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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