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米労働当局がスタバに店舗再開求め手続き開始、労組結成問題で

配信日時:2023/12/15 12:01 配信元:REUTERS

Daniel Wiessner

[14日 ロイター] - 全米労働関係委員会(NLRB)は13日、コーヒーチェーン大手スターバックスが組合組織化運動を妨害する目的で昨年閉鎖した23店を再開させるよう裁判所に求める手続きを開始した。

NLRBは申立書で、スターバックスは事前通告なく23店を閉鎖し、運動を支援している労組「ワーカーズ・ユナイテッド」に協議の機会を与えなかったと指摘。裁判所が、即時に店を再開して、解雇した従業員をまた採用し、影響を受けた従業員への補償を巡る協議を組合側と進めることを命じてほしいとしている。

この申し立ては行政裁判所で審理されることになる。

スターバックスは14日の声明で、店舗配置は毎年見直し、さまざまな正当性のある理由に基づいて定期的に変更していると説明した。

また同社は組合に加入するかどうかを選ぶ労働者の権利を尊重しており、不当な対応はしていないと主張している。

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