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米11月輸入物価、2カ月連続で下落 来年のインフレ低下示唆

配信日時:2023/12/15 00:26 配信元:REUTERS

[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日に発表した11月の輸入物価指数は前月比0.4%下落した。下落は2カ月連続。エネルギー製品や自動車の価格下落を受けた。輸入物価の下落が来年の国内のインフレ率低下に寄与する可能性があることが示唆された。

ロイターがまとめた市場予想は関税を除いたベースで0.8%下落だった。

10月の輸入物価指数は0.6%下落と、前回発表の0.8%下落から改定された。

11月の前年同月比は1.4%下落し、10カ月連続のマイナス。10月は1.8%下落していた。

11月は燃料価格が5.6%下落。10月は3.7%下落だった。食品価格は0.9%上昇。10月は0.5%下落していた。

11月の燃料と食品を除くコア輸入物価指数は0.1%上昇・10月は0.1%下落だった。

資本財は横ばい。10月は0.1%下落していた。自動車・部品・エンジン価格は0.1%下落。10月は0.3%上昇だった。

自動車を除く消費財は横ばい。10月は0.1%下落だった。

中国からの輸入価格指数は0.1%下落。10月は横ばいだった。前年同月比では2.9%下落した。

11月の輸出物価は0.9%下落。10月も0.9%下落していた。農産物は0.2%上昇した。果実や大豆が上昇したが、とうもろこしや肉などは下落した。

非農産物は1.0%下落した。

輸出物価の前年同月比は5.2%下落。10月は4.7%下落だった。

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