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香港、FRBに追随し政策金利据え置き 高金利当面続く可能性

配信日時:2023/12/14 14:11 配信元:REUTERS

[香港 14日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は14日、米連邦準備理事会(FRB)の決定に合わせ、政策金利の基準金利を5.75%で据え置いた。

FRBは13日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。パウエル議長はインフレが予想より速いペースで低下しているとし、金融引き締めが終わったことを示唆。利下げを巡る議論が視野に入ってきたという認識を示した。

HKMAはFRBの決定について、金利がピークに近づいており、来年の利下げの程度が従来予想よりもやや大きくなると市場が解釈していると指摘。「金利動向には依然として不透明感があり、高金利環境は当面続く可能性がある」とした上で、香港の金融・通貨市場は引き続き円滑かつ秩序ある形で運営されるとした。

「香港ドルのレートは安定しており、香港ドルの銀行間取引金利は当面高止まりする可能性がある」と指摘した。

香港は香港ドルを1米ドル=7.75ー7.85香港ドルの範囲に抑える「ドルペッグ制」を採用しており、金融政策を米国に連動させている。

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