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米外為市場サマリー:日銀の政策修正思惑の後退で一時146円59銭まで上昇

配信日時:2023/12/12 08:00 配信元:MINKABU
 11日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円16銭前後と前週末に比べて1円20銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=157円34銭前後と同1円30銭弱のユーロ高・円安だった。  日本時間夕方に一部で「日銀は賃金と物価の好循環の実現に向けた十分な確証が得られていないため、マイナス金利やイールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の撤廃などを今月急ぐ必要はほとんどないとの認識」と報じられたことで、早期の政策修正思惑が後退するとともに主要通貨に対して円を売る動きが活発化した。加えて、この日に実施された米3年債入札と米10年債入札が低調だったことを背景に米長期金利が上昇したこともドルの支援材料となり、ドル円相場は一時146円59銭まで上伸した。ただ、12日に11月の米消費者物価指数(CPI)、13日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、ドルは買い一巡後にやや上値が重くなった。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0765ドル前後と前週末に比べて0.0002ドル程度のユーロ高・ドル安だった。 出所:MINKABU PRESS

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