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米外為市場サマリー:米利下げ観測の後退で一時145円20銭台に上昇

配信日時:2023/12/11 07:57 配信元:MINKABU
 8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=144円95銭前後と前日に比べて80銭強のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=156円05銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安だった。  この日に米労働省が発表した11月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から19万9000人の増加となり、10月の15万人増を上回った。また、失業率は3.7%と前月の3.9%から低下し、平均時給の前月比の上昇率は0.4%と前月の0.2%から拡大した。労働需給が依然として引き締まっていることが示されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が後退するとともに、ドル円相場は一時145円21銭まで上伸した。その後はミシガン大学が公表した1年先の予想インフレ率が大幅に低下したことからドルが売られる場面もあったが、米長期金利の上昇を受けた日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りに支えられて堅調に推移した。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0763ドル前後と前日に比べて0.0030ドル程度のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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