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午後:債券サマリー 先物は続伸、長期金利は一時8月以来の低水準
配信日時:2023/12/06 15:22
配信元:MINKABU
6日の債券市場で、先物中心限月12月限は続伸した。前日の米国市場で、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測が広がり、長期債相場が上昇(金利が低下)した。円債相場は外部環境を受けた買いが優勢の展開となった。
10月の米雇用動態調査(JOLTS)は、非農業部門の求人数が市場予想を下回って前月比で減少した。労働市場の過熱感が和らいだと受け止められ、インフレ鈍化のシナリオが意識された。5日の米国市場で米長期金利は4.16%まで低下(債券価格は上昇)。その後の時間外取引では低下に一服感もみられた。
円債市場では日銀による定例の国債買い入れオペや財務省による利付国債の入札の予定がなく、朝方の買いが一巡した後は手掛かり材料難となったが、米ブルームバーグ通信がこの日、「日本銀行が地方銀行のトップに対して行った多角的レビューに関するヒアリングで、地銀側がマイナス金利政策の収益への悪影響を指摘し、改めて解除を要望していたことが分かった」と報じた。日銀によるマイナス金利政策解除のシナリオと金利上昇リスクが意識され、先物は伸び悩んだ。
日銀の氷見野良三副総裁は大分県の金融経済懇談会であいさつを行い、金融政策の「出口を良い結果につなげることは十分可能」と述べた。円債相場の反応は総じて限定的なものとなった。
先物12月限は前営業日比17銭高の146円90銭で取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.020%低い0.645%で推移。一時0.620%まで低下し、8月以来の低水準をつけた。
出所:MINKABU PRESS
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