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米外為市場サマリー:低調な米雇用関連指標を受け一時146円50銭台に軟化

配信日時:2023/12/06 08:08 配信元:MINKABU
 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=147円15銭前後と前日に比べて6銭程度のドル安・円高で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=158円87銭前後と同65銭程度のユーロ安・円高だった。  この日に米労働省が発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)は、非農業部門の求人数が873万3000件と市場予想(940万件)を下回った。これを受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了したとの見方が強まり、米長期金利が低下するとともにドル円相場は一時146円57銭まで軟化した。ただ、ドルは足もとで下落が続いていたことから下値では押し目買いが流入。11月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が52.7と3カ月ぶりに上昇したこともドルの支えとなり、147円39銭まで強含む場面があった。一方、ユーロが軟調な動きで、欧州中央銀行(ECB)のシュナーベル専務理事がインタビューで「インフレ率が顕著に低下しており、追加利上げを選択肢から外すことが可能」との認識を示したことが影響したようだ。  ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0797ドル前後と前日に比べて0.0040ドル弱のユーロ安・ドル高だった。 出所:MINKABU PRESS

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